楽しい映画と美しいオペラ
楽しい映画と美しいオペラ――その60
2015年9月28日 楽しい映画と美しいオペラ
人間の原罪をみつめる——篠田桃紅の人生哲学 9月20日の日曜日の朝日新聞朝刊に、私に強い印象を与えた老女の著書の広告が大きく出ていた。『一〇三歳になってわかったこと』というタイトルの横で端然と座すその老女の横顔は、まこと …
楽しい映画と美しいオペラ――その59
2015年9月10日 楽しい映画と美しいオペラ
四季のなかに息づく映画——『あん』は自然そのもの 「あんを炊いているときのわたしは、いつも小豆の言葉に耳をすましていました。それは、小豆が見てきた雨の日や晴れの日を、想像することです。どんな風に吹かれて小豆がここまでやっ …
楽しい映画と美しいオペラ――その58
2015年8月2日 楽しい映画と美しいオペラ
チェーホフとシューベルトの親和性——『雪の轍』は人生の哀歌 94歳の栗本尊子の歌を聴いて以来、音楽表現にも年齢による成熟というものがあることを実感したものだが、いっぽうで、芸術というものは年齢を楽々と超えるものであること …
楽しい映画と美しいオペラ――その57
2015年6月3日 楽しい映画と美しいオペラ
狂気のヴァリエーション——『セッション』に於ける音楽の魔性 「芸術上の——とくに音楽・絵画という純粋芸術の場合——才能とは病名のことではないかと思ったりする。とりわけ大いなる才能が宿る場合、宿主の魂を高貴にする一方で、宿 …
楽しい映画と美しいオペラ――その56
2015年4月23日 楽しい映画と美しいオペラ
鳥は老いて宙を舞う——『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 音楽的な感受性が豊かな映画監督は、おおよそ名監督ではないかと思う。ちょっと思い浮かべるだけでも、ベルイマンはバッハやアルビノーニ、ブルックナー …
楽しい映画と美しいオペラ――その55
2015年3月22日 楽しい映画と美しいオペラ
資本主義は超えられないのか——『グッバイ、レーニン!』の見る夢 アベノミクスのお陰で日本株は上昇の一途である。円をばら撒いているのだから当然その価値は下がる。この円安で、輸出を一手に引き受けている大企業の業績は上がるいっ …
楽しい映画と美しいオペラ――その54
2014年11月11日 楽しい映画と美しいオペラ
音楽における「成熟」の発見――栗本尊子、94歳の歌声 知人のソプラノ歌手、加藤千春さんが出演するというので、「かながわゴールデンコンサート2014」なるコンサートを聴きに横浜まで出かけた。33回というから連続コンサートと …
楽しい映画と美しいオペラ――その53
2014年9月11日 楽しい映画と美しいオペラ
祈りを心で体感する――『大いなる沈黙へ――グランド・シャルトルーズ修道院』 修道院とはいかなる所か、そんな興味を抱いて映画を観に行った。ところが、観はじめて程なく、そのような俗な興味は難なく霧消してしまった。この映画は、 …
楽しい映画と美しいオペラ――その52
2014年2月3日 楽しい映画と美しいオペラ
音楽の真摯な探究者――クラウディオ・アバドを追悼する 昨年の私の音楽体験で最大の痛恨事は、クラウディオ・アバドを聴けなかったことである。アバドが指揮するはずであったルツェルン音楽祭管弦楽団演奏会のチケットを買ってあったの …
楽しい映画と美しいオペラ――その51
2014年1月16日 楽しい映画と美しいオペラ
認識の手段としての映画――『ハンナ・アーレント』の伝えるもの ハンナ・アーレントを描いた映画が評判になっているとは聞いていたが、神保町の映画館での上映は観損なってしまった。上映館が新宿に変わったのを機会に、新年早々の1月 …




