ヒゲ:今年は暑いねぇ。
メガネ:ほんと。この暑さじゃ、さすがの自転車好きのボクでも外出は控えめだ。
ヒゲ:いや、それにしてはよく外に出てるよ。結構日焼けしたじゃないか。
メガネ:普段通らないルートを探検したりはしてるなぁ。
ヒゲ:ほう、どんな所?
メガネ:水元公園は水が豊富だけど、それはどこから来て、どこへ流出してるのか、など調べてみた。
ヒゲ:ここの水は、江戸時代につくられた、洪水調節と農業用の溜池だったんだね。1965年に東京都の公園になった。
メガネ:溜池にしてはきれいな水で、源流はどこなのかな、と。
ヒゲ:で、突き止めたの?
メガネ:大場川から取水・循環させて、また大場川へ。そして中川に至っている。
ヒゲ:ほう! 水の流れがあるようには見えないけどなぁ。
メガネ:大場川と合流するあたりは、東京とは思えない光景だよ。写真を見て。
メガネ:ところで、今回の国会はひどいものだったね。
ヒゲ:55.4%の人が生活が苦しいと言ってるのに(7月に公表された厚労省の「国民生活基礎調査」)、日常に関係ない議題ばかりに終始した。
メガネ:「国旗損壊罪」と「皇室典範改正」。
ヒゲ:国旗損壊罪は、明らかに憲法第21条(表現の自由)と第19条(思想・良心の自由)に違反する。「国家情報会議設置法」もそうだけど、国はいよいよ個人の内面にまで干渉し始めた。
ヒゲ:「集団的自衛権の行使容認」(2015年)、「敵基地攻撃能力の保有」(2022年)、「殺傷兵器の輸出解禁」(2026年)と、戦争のできる国への地ならしが進んでいた。
メガネ:そうか、その一連の動きのなかで、個人の内面にまで手を突っ込んできたわけか。
ヒゲ:抵抗する野党の力が弱すぎるなぁ。
メガネ:キミは共和主義者だから「皇室典範改正」には興味ない?
ヒゲ:そうだねぇ。でもこの問題はもっと時間をかけるべきだったと思う。天皇制の是非を問ういい契機だったのに。
メガネ:ああ、その問題、19日の朝日新聞で、有田哲文氏がいい文章を書いているよ。
ヒゲ:天皇制について? それは貴重だ。
メガネ:無理をせずに天皇制が消滅して、何が問題なのか、と。
ヒゲ:問題ないと思うよ。世界の主権国家195カ国で君主制をとっているのは43カ国、つまり22%に過ぎないしね。
メガネ:有田氏は、参政権や表現の自由、職業選択の自由などが制約されている天皇と皇族について、彼ら自身にとっても不幸ではないのか、と。
ヒゲ:それもそうだし、天皇制は門地による差別を禁じている憲法第14条に違反している。
メガネ:「身分制の飛地」といわれてるね。
ヒゲ:いずれにせよ、大事な問題をたった3時間の議論で済ませた高市政権の姿勢は、厳しく糾弾されるべきだね。
2026年7月30日 ワーニャじいさん



