■8月30日その2 戦争反対のピープルパワー

今日の国会包囲、雨の降るなか、主催者発表で12万人とのことで、疲れが飛ぶ思いです。私はボランティアスタッフなので、開始の2時間前に集合し、日比谷公園霞門B2出口付近で、今日のプログラム4000?枚(6000枚だったか)、バナー2000枚を参加者に配りましたが、12時半からもう配布作業開始で、どんどんどんどんと人が押し寄せるという感じでした。
2時前には、すべて配布終了していました。今回は、集会全体でプログラムを10万枚、バナーは3万部印刷したとのことなので、参加者の出足は超早かったと思います。日比谷公園まで、あふれた人波が動いたことを感じました。カンパも呼びかけましたが、1万円を入れてくれた人が私の担当したエリアで2人もいたとのこと。「おつりですか?」と思わず聞くと、「今日のために持ってきたんだから」と言われたそうです。カンパ1万円は、イラク戦争反対のときもありましたが、それ以来です。こうしたカンパは、新聞への1面広告の費用、プログラムやチラシ、バナー印刷、音響設置代などに使われます。


霞ヶ関駅出口付近


日比谷公園霞門前の道路

4時に終了し、ずっと日比谷公園霞門から動けなかったので、国会方向から帰る人に逆らい20分ほど歩き、5時過ぎに国会正門前にたどりつきました。まだかなりの人がいて、何箇所かで分散の形で、シールズらしき人たちがコールをし、正門前の車道は解放区となっていました。無料の水を配っている学生たちの姿もありました。
主催した「総がかり行動実行委」が事前に警察に車道開放を交渉したものの断られたと聞いていたので、市民の力が、それを押し破ったのだと思います。このピープルパワーを安倍政権は無視するかのごとくに、NHK7時のニュースでは、谷垣幹事長が「安保法案は今国会で成立させたい」と述べたことを伝えました。参加者12万人と聞く前の発言だといいのですが……

https://theta360.com/s/qgdL0z3RF3c0G0cfszFkTwFFc
http://youtu.be/MxfWG5V7VU0
(束)

写真は日比谷公園前の集会。菅直人、小池晃、福島瑞穂、佐高信、雨宮処凛、落合恵子、香山りか、古今亭菊千代などの各氏が発言。着物姿の菊千代師匠は「政治活動は芸人にはそぐわないと言われ続けている。しかし止むにやまれずに来た。日曜日のいい時間をこんなことで費やすことがないような状況にしたい」と発言。香山りかさんの「政治活動ではなく人間活動だ」との言葉とともに印象に残る。安倍政権はアメリカ政府の言いなりであり、南シナ海の緊張はそもそもアメリカがもたらしたものだという、学者や弁護士たちの主張にも納得。
(j.mosa)