知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。
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楽しい映画と美しいオペラ

楽しい映画と美しいオペラ――その159

ジェンダーを超越した女性刑事――シリーズ「第一容疑者」のヘレン・ミレン 世の中には、刑事物の映画やテレビドラマは氾濫している。私は結構好きで、よく観たものだ。思いつくまま列挙してみても、かなりの数になるかもしれない。古い …

楽しい映画と美しいオペラ――その158

幽玄な水彩点描画――矢代秋雄『チェロ協奏曲』 沖澤のどかはどのようにR.シュトラウスを振るのだろうか、という興味で出かけたコンサートだった。大オーケストラはよく鳴って躍動的。それに沖澤は、一音一音をコントロールするかのよ …

楽しい映画と美しいオペラ――その157

映像に滲み出る人と人との間――三宅唱『旅と日々』 「言葉の檻に閉じ込められている」。これは、映画の主人公李(り)の、印象深いモノローグである。韓国人の彼女は、映画の脚本を書いている。ペン先が大映しになり、ハングルの文字が …

楽しい映画と美しいオペラ――その156

イザベル・ファウストの至芸――ショスタコーヴィチ『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ』 ショスタコーヴィッチは、稀代のヴァイオリニスト、ダヴィッド・オイストラフの60歳の誕生日に、『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ』を …

楽しい映画と美しいオペラ――その155

「生き抜く」ことと「生き延びる」こと――エドワード・ヤン『ヤンヤン 夏の想い出』 小学生のヤンヤンは写真好きで、人の頭の後ろばかり撮る。そこは本人には見えない部分で、じつは人間は、自分の半分しか認識していないのではないか …

楽しい映画と美しいオペラ――その154

歌と踊りとライアーと――手づくりコンサートの試み 奏者がライアーで『雪の降る街を』弾きはじめてしばらくすると、聴衆のどこからともなく歌声が聴こえてきた。ひとりではなく、何人かの歌声。そして、さらに歌声は広がった。それはと …

楽しい映画と美しいオペラ――その153

死を背負ってなお、甘美な音楽――ヘンデル『ロデリンダ』とシューベルト だいたいオペラは、最上階の真ん中で聴くことにしている。チケット代が安いし、何よりも音が天井に反響して、体全体を包みこんでくれる。新国立劇場も東京文化会 …

楽しい映画と美しいオペラ――その152

98歳のマエストロ、若さ溢れる至芸――ブロムシュッテトの『詩篇交響曲』と『讃歌』 ブロムシュテット98歳。その高齢で、はたしてスウェーデンからはるばる東京まで来てくれるのか? チケットを買ったものの、彼のコンサートが実現 …

楽しい映画と美しいオペラ――その151

「亡命」「移民」、迫真のドキュメンタリー――デンマークのアニメ『FLEE フリー』 日本から脱出したいと思ったことがあったろうか。旅行などではなく、亡命のことである。学歴社会の息苦しさと、苛烈な競争を強いられる企業のなか …

楽しい映画と美しいオペラ――その150

激しさと優しさ、そして夢の世界――アリス=紗良・オットのモーツァルトとラヴェル 世界がコロナウイルス禍に見舞われていた2020年6月4・5日、ミュンヘンのガスタイクフィルハーモニーで、オクサーナ・リーニフ(1978年生ま …

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