知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。
ブログ

楽しい映画と美しいオペラ

楽しい映画と美しいオペラ――その152

98歳のマエストロ、若さ溢れる至芸――ブロムシュッテトの『詩篇交響曲』と『讃歌』 ブロムシュテット98歳。その高齢で、はたしてスウェーデンからはるばる東京まで来てくれるのか? チケットを買ったものの、彼のコンサートが実現 …

楽しい映画と美しいオペラ――その151

「亡命」「移民」、迫真のドキュメンタリー――デンマークのアニメ『FLEE フリー』 日本から脱出したいと思ったことがあったろうか。旅行などではなく、亡命のことである。学歴社会の息苦しさと、苛烈な競争を強いられる企業のなか …

楽しい映画と美しいオペラ――その150

激しさと優しさ、そして夢の世界――アリス=紗良・オットのモーツァルトとラヴェル 世界がコロナウイルス禍に見舞われていた2020年6月4・5日、ミュンヘンのガスタイクフィルハーモニーで、オクサーナ・リーニフ(1978年生ま …

楽しい映画と美しいオペラ――その149

絶望の深淵と愛の深さと――エンリケ・マッツォーラ指揮『蝶々夫人』 オペラの終幕近く、ティンパニーの大音響がホールに響きわたる。初台の新国立劇場の4階の席には、とりわけその音が鮮明に聴こえたはずである。音を味わうには、ホー …

楽しい映画と美しいオペラ――その148

トラクター時速8kmのロードムービー――デイヴィッド・リンチ『ストレイト・ストーリー』 この映画は、今年の1月に78歳で亡くなったデイヴィッド・リンチの、53歳の時の作品である。彼は「カルトの帝王」などと呼ばれている特異 …

楽しい映画と美しいオペラ――その147

現代ダンスに甦るバロックオペラ――ラモーのオペラ=バレエ『エベの祭典』 各国のオペラを比較して、フランスのオペラは、バレエの重視が特徴であるといわれる。ラモーのこの作品を観て、その事実を正確に認識した。オペラが誕生してせ …

楽しい映画と美しいオペラ――その146

高校生の純愛がもたらすもの――村山新治『故郷は緑なりき』 村山新治という東映の映画監督を私は知らなかった。すでに2021年に98歳で没しているのだが、彼の映画の大回顧展がラピュタ阿佐ヶ谷ではじまっている。その情報を、監督 …

楽しい映画と美しいオペラ――その145

  19歳と79歳の恋物語――ハル・アシュビー『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』 歳の離れた恋人同士というのはもちろん存在する。私の友人にもいて、彼は予備校講師。歳の差30歳をものともせず、教え子と相思相愛と …

楽しい映画と美しいオペラ――その144

アムステルダムの平和と戦争―スティーブ・マックイーン『占領都市』 この映画をつくった人々は、アムステルダムという街を心から愛している。これが、映画を観終わって思った第一の感想である。ナチスに支配された5年間(1940年5 …

楽しい映画と美しいオペラ――その143

2024年を締めくくる珠玉の音楽 『ウィリアム・テル』『皇帝ティートの慈悲』とふたりの名ヴァイオリニスト 「子どもたち、子孫のためにも、抵抗を止めるわけにはいかない。彼らの自由を守るために」。まるで、ロシアの侵略に抵抗す …

1 2 3 16 »
PAGETOP
Copyright © 知と文明のフォーラムⅡ All Rights Reserved.