一般財団法人 知と文明のフォーラムとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。

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水元公園の池畔談議11 肥大化する防衛費と台湾有事

ヒゲ:すっかり葉が落ちて、水元公園の緑も消え失せた感があるね。 メガネ:その代わり、太陽の光が梢の間からそのまま差し込んでくるよ。空気が透明だから、景色がくっきりしているね。 ヒゲ:ベンチの後ろの木は梅の木だね。 メガネ …

2021年10月の記憶

今年の10月、第49回衆議院議員総選挙があった。2021年も残すところわずか、私のなかの記憶の風化が進まないうちに、東京12区に来てくれた応援弁士のこと、その発せられた言葉を記しておくことにした。 10月15日「市民と野 …

楽しい映画と美しいオペラ――その107

新しい才能に喝采――カーチュン・ウォン指揮のマーラー『第5番』 音楽界の新しい潮流についてはまったくうとくなっている。NHKBSプレミアムで深夜に放映される番組を録画して、何カ月も経ってやっと観ることになるのだが、そのと …

むさしまるのこぼれ話 その十八 美麗島(台湾)は、今…

大空の彼方からだんだん高度を下げるにつれて、ある島だけが光り輝いて見えてくる。さらに地表に近づくと不可思議な文様が、あるいは波のようにうねる縞模様になって、あるいは葉脈の拡大写真のようになって、画面いっぱいに広がる。 縞 …

楽しい映画と美しいオペラ――その106

自由と孤独の物語――クロエ・ジャオ『ノマドランド』 ノマド(nomad)とは英語で遊牧民、流浪者のことである。現代では、好きな時間に好きな場所で働く人や働き方をノマドというらしいが、この映画の主人公ファーンは、自らノマド …

むさしまるのこぼれ話 その十七 生きにくさ、に抗して

『どっこい生きてる』 市立図書館の貸し出しDVDコーナーで手にとったこの作品。見たいと思った理由のひとつは、主演リストに河原崎長十郎と中村翫右衛門が並んでいたから。そう、『人情紙風船』のあの二人だ。それともうひとつ、ケー …

楽しい映画と美しいオペラ――その105

LD時代の歌姫たち エディタ・グルベローヴァが亡くなった。享年74歳。昨年のミレッラ・フレーニに続いて、私のLD時代の歌姫がこの世を去るのは、なんとも寂しい。わけても、グルベローヴァは同年代であるゆえに、その寂しさはひと …

秋は実のもの

「春は芽のもの、夏は葉のもの、秋は実のもの、冬は根のもの」という言葉を思いつつ、春夏秋冬を過ごす。今年はまだ蒸し暑さが居直っているが、虫の音も空の月も秋到来を告げている。 総裁選報道まみれのメディアに憮然とし、レイプもみ …

マルグレ・モア―たとえ意に反しても

ロマン・ロランは青木やよひさんが好きだった大作家、そして編集者だった時期に担当されたという政治学者の丸山真男さんの名前も耳の飛び込んできた9月19日の国会正門前での集会。懐かしい思いで紹介したい。 安保法制反対で結成され …

楽しい映画と美しいオペラ――その104

チェーホフをより愛するために――濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』 人は他者を理解することは難しい。その難しさゆえに様々な事件が起き、悲劇が生まれる。文学、さらに広く芸術が存在するのは、この困難さのゆえではないか、とさえ思 …

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