知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。

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水元公園の池畔談議32 マムダニ・ニューヨーク市長の登場

メガネ:このところ冬の寒さだけど、今日は好天で暖かい。 ヒゲ:典型的な小春日和かな。 メガネ:目の前の菖蒲園では、10人ばかりの人たちが草刈りをしている。 ヒゲ:彼らはほとんどが外国の人だね。丁寧な仕事ぶりだよ。 メガネ …

おいしい本が読みたい 第53話 郷愁鉄路

おいしい本が読みたい 第53話 郷愁鉄路 線路 上にあげた漫画のひとコマを見たとき、いわく言い難い衝動が走った。友人に貸してもらった「つげ義春全集4」(1993年、筑摩書房)に載っている冒頭の作品「古本と少女」のなかの一 …

楽しい映画と美しいオペラ――その152

98歳のマエストロ、若さ溢れる至芸――ブロムシュッテトの『詩篇交響曲』と『讃歌』 ブロムシュテット98歳。その高齢で、はたしてスウェーデンからはるばる東京まで来てくれるのか? チケットを買ったものの、彼のコンサートが実現 …

水元公園の池畔談議31 「日本人」は存在するか?

メガネ:暑かった夏がやっと終わった感じだね。 ヒゲ:そうだね。この公園にも秋の花が咲きはじめた。 メガネ:ハギは秋の花の典型だね。小さな花をたくさんつけて風にそよいでいると、秋が来たなぁと思うよ。 ヒゲ:目の前には彼岸花 …

晩夏と初秋の収穫

長かった夏は、胡瓜も収穫忘れで巨大化。黄色にはなったがカレーに入れてなんとか食べられた。 頂いたトマトの苗があったので水だけはやっていたのだが、途中暑さで蒸発。やはり老木でも樹は強くて、トマトの傍の木瓜の木はがかつてなく …

むさしまるのこぼれ話 その三十三 「切ないほど美しい」音楽

むさしまるのこぼれ話 その三十三 「切ないほど美しい」音楽 エメットというギタリストは派手好きの見栄っ張りだが、ギターの腕前は評判で彼の演奏を楽しみにするファンも多い。そんなエメットが巡業先の港町でハッティーなる娘と懇ろ …

水元公園の池畔談議30 なぜ200万人の命を救えなかったのか

  ヒゲ:今年の夏は暑いね。池のカモもうんざりしてるよ。 メガネ:この公園の樹陰はボクの夏の書斎なんだけど、今年はいつ来ても空いてるよ。 ヒゲ:そうだろう。こんなに暑くては、公園まで足を運ぶ人は少ないよ。 メガ …

楽しい映画と美しいオペラ――その151

「亡命」「移民」、迫真のドキュメンタリー――デンマークのアニメ『FLEE フリー』 日本から脱出したいと思ったことがあったろうか。旅行などではなく、亡命のことである。学歴社会の息苦しさと、苛烈な競争を強いられる企業のなか …

涼風も少しだけあった参院選

7月9日イスラエル大使館正面 差別と排外主義を煽る場と化した2025年7月の参院選挙。唯一異色の選挙戦を展開したのが「かい正康」候補(社民党全国比例)。公示日に演説の場に選んだのが、アメリカとイスラエルの大使館前。そんな …

久しぶりの蓄音機コンサート

久しぶりに蓄音機コンサートに行き、100年前の音色を聴く。 場所は赤羽ララガーデン通りから少し外れた場所にある青猫書房。主宰は、戦前・戦中の出来事から武器弾薬までよろず戦争話題に詳しく、蓄音機やSPレコード収集家でもある …

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