年別アーカイブ: 2024年
楽しい映画と美しいオペラ――その143
2024年12月28日 楽しい映画と美しいオペラ
2024年を締めくくる珠玉の音楽 『ウィリアム・テル』『皇帝ティートの慈悲』とふたりの名ヴァイオリニスト 「子どもたち、子孫のためにも、抵抗を止めるわけにはいかない。彼らの自由を守るために」。まるで、ロシアの侵略に抵抗す …
2024年を振り返る――米国コードピンクと東京北区の片隅から
2024年12月24日 みどりと気と市民運動のある暮らし
米国の反戦女性団体のコードピンクから、今年の良かった10の出来事を記したメールが来たので、幾つか紹介。 1.米国民の61% がイスラエルへの武器提供に反対するようになったこと。 2.ICC(国際刑事裁判所)がネタニヤフら …
キャンドル革命から応援棒革命へ
2024年12月15日 みどりと気と市民運動のある暮らし
12月14日、韓国の尹大統領の弾劾決議が可決され、テレビやSNSでは大勢の市民が街頭に繰り出し、ペンライトを掲げて喜びあう姿を映していた。東京では、共同テーブル主催の連続シンポの第1回目「戦禍のなかの平和憲法を考える」が …
むさしまるのこぼれ話 その三十 香港(で)の終活
2024年12月10日 むさしまるのこぼれ話
むさしまるのこぼれ話 その三十 香港(で)の終活 とある中国の殺風景な駅、人影のないプラットフォームで列車に乗る男。男は車窓に映る殺伐とした風景を眺めている。この男ロジャー・リーは仕事を終えて故郷のホンコンに帰るところだ …
楽しい映画と美しいオペラ――その142
2024年12月2日 楽しい映画と美しいオペラ
詩とは何か、ネルーダは語る――マッシモ・トロイージ主演・脚本『イル・ポスティーノ』 世界の、おそらく最長老の指揮者、ヘルベルト・ブロムシュテットは、97歳の誕生日を、オーストリアの聖フローリアン修道院で迎えた。2024年 …
水元公園の池畔談議25 同窓会と故郷のコミュニティ
2024年11月21日 水元公園の池畔談議
ヒゲ:このところ、毎年秋がなくなってるね。 メガネ:確かに。夏からいきなり冬になるって感じだね。合物の服を着る間もない。 ヒゲ:水元公園の桜も紅葉する前に散ってしまいそうだよ。 メガネ:でも、ハゼノキの紅葉はきれいだよ。 …
おいしい本が読みたい 第48話 貧しい時代の豊かな物語
2024年11月5日 おいしい本が読みたい
宇能鴻一郎が死んだ。だからどうした、という人も当今では多いかもしれん。けれども、昭和人間としちゃあ、「わたし、濡れちゃったんです」の名句をスポーツ紙の一角にいつも躍らせていた、あのエロ作家の大御所を忘れるわけにはいかない …
楽しい映画と美しいオペラ――その141
2024年10月24日 楽しい映画と美しいオペラ
感情を揺さぶる、香り立つ情感――成瀬巳喜夫『乱れる』 いい映画は、テレビの小さな画面からでも、情感が溢れ出てくるものだと、改めて実感した。録りためてあった、成瀬巳喜夫監督の『乱れる』を改めて観たときに覚えた感慨である。そ …
秋の収穫
2024年10月14日 みどりと気と市民運動のある暮らし
秋晴れとなり、毎年の行事で庭の紫蘇の実、茗荷、木瓜の実を採る。 紫蘇の実はしごいてしばらく水につけてから自然塩を混ぜれば出来上がり。紫蘇の実は防腐力ありで、1年以上過ぎたものでも食べられる。 紫蘇の葉も醤油と胡麻油を少々 …
楽しい映画と美しいオペラ――その140
2024年10月6日 楽しい映画と美しいオペラ
パレスチナ・イスラエルの平和を求めて――佐藤真『エドワード・サイード OUT OF PLACE』 レバノン南部が戦火にさらされている。イスラエルの、シーア派ヒズボラ討滅作戦である。ヒズボラの背後にいるイランがイスラエルに …