ボケの花は、晩冬から春に咲き、夏から秋にも一部の枝で咲いたりと気まぐれ。
春には緑の実が成り、秋には実は黄色に変わる。金木犀が終わり、ピラカンサの実が赤く染まりだす頃がこの実の採りどき。
刻んで(種は除き)砂糖(ハチミツでも)と一緒に少し煮て瓶に詰め、シロップとして4倍強の水で割って飲むと美味。
ボケ酒でもいいのだが、シロップは1年も待たず、早々に飲めるので、近年はシロップばかり。地面に落ちている黄色の実を見かけたら、鼻を近づけてみよう。
カリンとも梅の実とも違うが、なかなか芳醇な香りが漂よい、暫し濁世を忘れさせてくれる