「安倍を国葬だって!この国狂ってる」のメールが来たのが22年7月14日。安保法制反対で連日連夜国会前に行った友人からのもの。「その通りだわ」と思い、まず7/24地元北区での街宣で「国葬に賛成?・反対?」のシール投票実施。岸田政権の閣議決定の2日後だったこともあるが、これほど反応があるのは初!というほどに次々とシールを貼る人たちがいて、その後の反国葬運動のうねりを予感させてくれた。この会ではその後、北区の全区議への「国葬に賛成?反対?」の公開質問状もやった。公明党だけは回答がなかったが、その場で賛成と書いた維新、「上が決めたことだからな」で賛成の自民。あとは、都民ファースト、国民民主党区議は「賛成」に〇をつけず、その理由を書いてくれた。此のころは国葬反対世論は6割を超えていた。やはり世論は大きな力になると分かった。反対は立憲と共産、新社会党だった。

JR王子駅でのシール投票(7/24)

北区議への公開質問状公開(9/25)

8月はオール女性たちで「国葬させない女たちの会」をつくり臨時国会の3日間(8/3.4.5)、国会第2議員会館前で、NHK国際戦犯法廷への介入に始まった安倍悪政の数々、とりわけ平和運動では軽視されがちだったジェンダーフリーバッシングや選択的夫婦別姓、同性婚なども盛り込んでの集会(9/10にも新宿南口で)をやり、毎回、100人前後の主に女性たちが手製のプラカードを持ち参加してくれた。沖縄のエイサーの踊りや憲法がテーマの歌、韓国ローソク革命で歌われた「真実は沈まない」、戦争への道を許さない女たちの会デモで歌った懐かしい「我ら揺るがず」、そして力強いコールなども毎回入れた。

SNSで発信の「国葬させない女たちの会」チラシ

国会第2議員面会所前集会(8/5)

新宿南口でのコール(9/10)

また、 22年4月発足の北区内40団体でつくる「戦争はイヤだ!北区ネット」も9月には区内4か所での国葬反対街宣と赤羽一周デモ(250人参加)。戦争させない総がかり行動も参加枠を拡がる形で「国葬反対実行委」を結成、国会正門前集会を2回(8/31は4000人・国葬当日9/27は15000人)、などがあり、私はいずれもスタッフ(カンパ隊)を兼ね、参加した。
国葬反対行動は47都道府県プラス米国で開催(国葬当日も30か所)され、岸田内閣の支持率はみるみる下がっていった。こうして国葬反対で22年の夏~初秋が過ぎていった。

戦争はイヤだ北区ネット街宣(9/16王子駅)

国葬当日(9/27)の国会正門集会

発足!池袋アクション

21年10月の衆議院選挙と22年7月の参議院選挙と2つの国政選挙結果は厳しいもので、平和憲法の行く末に暗雲が垂れこめ始めた。憲法改悪を問う「国民投票」実施されては大変と、女性区長を誕生させた杉並区や市民と野党の共闘で立憲議員を当選させたりなど活発に動いている「めぐろ・せたがや市民連合(通称めぐせた)を見習い、東京北部地域(板・北・豊島・練馬)でも声をかけあって、10月に「池袋アクション」を発足させた。まずは近々の課題ある防衛費GDP比2%(これで日本の防衛費は現在の世界第9位から米国・中国につぐ第3位に浮上する)や専守防衛というこれまでの国是をひるがえす「先制攻撃もOKの敵基地攻撃能力」を保有することなどを内容とした新しい「国家安全保障戦略(安保3文書改訂)」への反対の池袋デモ(12/17(土)2時東池袋公園集合2時40分デモ)をすることに。
総がかり行動も、この問題に旧統一協会問題も加えて、11/30日比谷野音集会のあと、国会請願デモをする。

反社会的カルト宗教とぴったり癒着の自民党をこのまま延命させるわけにはいかない。実質改憲と言える「安保3文書改訂」は戦争への道に直結している。国葬反対の声が全国に広がったように、「カルト癒着政権退陣&平和憲法を次世代に」の声も大きく拡がることを願っている。

11/30日比谷野音集会チラシ

池袋アクションチラシ