雪の日、庭のピラカンサの赤い実めがけ、ムクドリ?が集団で訪れ、みるみるうちに食べ尽くし去っていった。鳥たちは、ピラカンサの木だけでなく、傍の電線と後方の柿の木にまでびっしりと留まっていて、その数の多さにはただただ驚かされた。多分、食べ、去っていくまでは30分ほどだったのではないか? それを偶然、眼にできたのが今冬の一番の思い出。

ピラカンサ

 

鳥たちが去った後のピラカンサ

気功家で書家の露風先生と、十条銀座でばったり再会。そのときに2人して思い出せなかった気功家の方の名前「思い出しましたよ」と記したハガキが届いた。表側には、

鳥聲春
ちょうせい春なり 花さきのどかな鳥のこえに春をかんずる

とある。

鳥聲春のハガキ

このハガキを見るために、露風先生と再会したのだろうな、という気がしている。

追記
今年もフキノトウが寒風に負けずに顔をだしていた。それを、塩入りの湯でゆがき、刻んで、みりんと砂糖、白みそを入れて蕗みそを作ったが、赤い実を食べに来た鳥たち同様、その日のうちにお腹に入れてしまった。

2年前、コロナになり、何を食べても味も匂いもしなくなってしまった。治す薬はないのでこの新鮮なフキノトウに頼ったところ、次の日には無事、味覚が戻り、スミレも香りも分かり嬉しかった。この時も、数日前は大雪だった。

フキノトウ

蕗みそ

スミレ