21年の衆議院選挙で、与党が3分の2議席を確保したことで、憲法が危ないのでは?と「放射能汚染水放出に反対する北区の会」のメンバーと「STOP改憲・北区の会」も結成。毎月第4日曜日に街宣を始めた。

22年12月16日、岸田政権は安保3文書改訂の閣議決定をし、5年間で43兆円の大軍拡を宣言。平和国家を捨て、世界第3位の軍事大国に目指す動きが始まった。

その1年目の昨23年、防衛費6兆8千億円の軍拡予算案採決抗議の国会前行動を私たちは呼びかけ、応じてくれた「STOP大軍拡アクション」と「ふぇみん」との3団体で、衆議院会館前でスタンディングをした。

衆議院の予算案採決の23年2月28日 永田町の衆議院第2議員会館前

今年も7兆9千億円のやはり大軍拡!なので、私たちは抗議をすることにしていた。2月29日と3月1日は裏金政倫審が開催されるので、採決は3月4日以降と思い込んだ。しかし昨日の3月1日、与党は職権で採決を決めたと報道にある。だが野党(維新は除く)はあくまで抵抗し事態は混沌。Kさんが「予算審議ロクにしてないだけでなくて、こんな日に強行採決しようとするのがオカシイ!」と烈火の怒りで、あたふたといつも国会前行動をしてきた他の3団体に連絡を取り、国会前に駆けつけた。急なことで、SNSへの告知だけで、議員やマスコミに知らせる間はなかった。

今年も、同じく衆議院第2議員会館前でスタンディングとトーク

こういう行動では、お知らせすればいつも参加の日本山妙法寺の上人さんらは、3.1ビギニ・デーで焼津行脚。で、お留守番のE上人が参加。「ふぇみん」の仲間と「大軍拡アクション」から男性1人も加わり、11人で思い思いのトークをした。戦争で息子を喪った梅子叔母が憲法9条を眺め、「もうこれで誰も戦死しなくてよくなったんだね」とポツリ言ったこと。ミサイルじゃなくてケア労働の賃金上げて!大阪万博に税金使うな!などなど、議員会館を見上げながら、この声議員に届けと……。

日本山妙法寺のE上人「武力で平和はつくれません」 

家を出る前から国会の本会議場で予算案採決阻止のフィリバスター(長ーい演説)をしていた立憲民主党の山井和則議員が、4時からの私たちのスタンディング中もまだ本会議で演説を継続していると聞き、「頑張ってくれてありがとうございました」と衆議院会館まで秘書さんに伝えに行った。やはり野党が頑張るのはうれしい。国会前にもっと市民の姿があったらいいと思ったが(夜は若い人たちの抗議があったようだが)、昼の国会は昨年同様に静かだった。

立憲民主党の山井和則議員 98年だったかに社民・民主・共産の女性議員3人が憲法違反の「盗聴法」採決阻止でフィリバスターをしたのを覚えているが、男性によるものを20数年ぶりに見た

PS:
*「今こそ必要なのは政権交代」とトーク中に通りかかったのは次期総理候補NO1の石破議員。どうやら上機嫌のようで、こちらを見てにこにこうなずきつつ通過していった(首相交代と聞こえたかな?)。
*3月1日19:00~20:30 さようなら自民党政治・裏金議員の説明責任を問う国会前緊急行動が若い人たちの手で開催。元立憲代表だった枝野議員の(久しぶりに)力の入ったスピーチが開始からすぐにあった。