知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。

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水元公園の池畔談議33 スペイン首相サンチェスの勇気

メガネ:色んな花が咲いて、ようやく春の感じだね。このベンチの下にはオオイヌノフグリが顔を出してるよ。 ヒゲ:梅が咲いて、河津桜も満開だね。この桜は染井吉野とは違って赤の色が濃く、これもまたあでやか。 メガネ:江戸川の堤は …

おいしい本が読みたい 第55話 どぶ板選挙は今や…

おいしい本が読みたい 第55話 どぶ板選挙は今や… いつものように「私」は散歩にでた。と、遠くに「公僕 和田次郎太」なる幟が道端の自転車の荷台に結わえられて風になびいている。近づいてみると、三十前後の若者がそばの側溝をせ …

楽しい映画と美しいオペラ――その157

映像に滲み出る人と人との間――三宅唱『旅と日々』 「言葉の檻に閉じ込められている」。これは、映画の主人公李(り)の、印象深いモノローグである。韓国人の彼女は、映画の脚本を書いている。ペン先が大映しになり、ハングルの文字が …

楽しい映画と美しいオペラ――その156

イザベル・ファウストの至芸――ショスタコーヴィチ『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ』 ショスタコーヴィッチは、稀代のヴァイオリニスト、ダヴィッド・オイストラフの60歳の誕生日に、『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ』を …

「コムーナ」があるベネズエラ

1月10日の「緊急ウェブセミナー ベネズエラの現状報告」(主催:日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会)を斜め聞きながら自宅で視聴。印象に残ったのは、建築家の山本理顕さん(横浜国立大学名誉教授)による20分間の話 …

おいしい本が読みたい 第54話 昭和古本屋ド根性道中記

おいしい本が読みたい 第54話 昭和古本屋ド根性道中記 とある出版社の出版案内のなかに『石炭挽歌』、『ストリップ劇場のある街、あった街』、『ヤジと公安』といった昭和的タイトルと並んで、『植民地時代の古本屋たち』(増補新装 …

楽しい映画と美しいオペラ――その155

「生き抜く」ことと「生き延びる」こと――エドワード・ヤン『ヤンヤン 夏の想い出』 小学生のヤンヤンは写真好きで、人の頭の後ろばかり撮る。そこは本人には見えない部分で、じつは人間は、自分の半分しか認識していないのではないか …

楽しい映画と美しいオペラ――その154

歌と踊りとライアーと――手づくりコンサートの試み 奏者がライアーで『雪の降る街を』弾きはじめてしばらくすると、聴衆のどこからともなく歌声が聴こえてきた。ひとりではなく、何人かの歌声。そして、さらに歌声は広がった。それはと …

むさしまるのこぼれ話 その三十四 亀に選ばれた男

むさしまるのこぼれ話 その三十四 亀に選ばれた男  「レッド・タートル ある島の物語」(マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督、2016)はこんなふうに展開する。 無人島に漂着した男は筏を作って脱出を試みる。だが、沖合に …

楽しい映画と美しいオペラ――その153

死を背負ってなお、甘美な音楽――ヘンデル『ロデリンダ』とシューベルト だいたいオペラは、最上階の真ん中で聴くことにしている。チケット代が安いし、何よりも音が天井に反響して、体全体を包みこんでくれる。新国立劇場も東京文化会 …

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