北沢方邦の伊豆高原日記【20】
2007年1月25日 北沢方邦の伊豆高原日記
今年は梅の開花が遅い。例年でも一月半ば、早い年は元旦から、わが家の早咲きの小梅の白い花々が冬枯れの空間を彩るのに、今日(二十四日)ようやく一輪ほころんでいるのがみられた。小梅が満開になる頃、紅梅が咲きはじめ、それから白梅 …
北沢方邦の伊豆高原日記【19】
2007年1月18日 北沢方邦の伊豆高原日記
夕暮れの美しい季節となった。東伊豆では水平線に沈む壮麗な日没はみられないが、日が山影に隠れ、緋色に燃える空も東から紫色に染まり、暮れなずむ頃、遠く濃い大島の島影に、宝石をちりばめたように町々の灯火がきらめき、ゆったりと回 …
北沢方邦の伊豆高原日記【18】
2007年1月2日 北沢方邦の伊豆高原日記
二階にある私の書斎の東の窓から、遠く海上の大島を眺めることができる。以前はかなりの距離に立っているヤシャの大木の、葉の落ちた枝々のあいだから見ていたのだが、それが切り倒され、新築の家ができたがため、その屋根の向こうに青い …
北沢方邦の伊豆高原日記【17】
2006年12月18日 北沢方邦の伊豆高原日記
雑木類の葉はほとんど落ちたが、それでもまだ黄色や橙色の葉をまとって冬に頑強に抵抗する樹々がある。風が吹くと落葉吹雪で、空一面に枯葉が舞うのは壮観だ。ヴィラ・マーヤの通路も枯葉でおおわれてしまったが、冬特有の強風が吹けば、 …
楽しい映画と美しいオペラ―その2
2006年12月13日 楽しい映画と美しいオペラ
永遠は存在しないか―アーノンクールとポネルの『コシ・ファン・トゥッテ』 先日、オペラ好きの友人から連絡が入った。新しいDVDを入手したので観に来ないかとのこと。『コシ・ファン・トゥッテ』、しかもアーノンクールとポネル …
おいしい本が読みたい●第三話 作家と出会う人々
2006年12月10日 おいしい本が読みたい
おいしい本が読みたい●第三話 作家と出会う人々 映画『サンチャゴに雨が降る』の背景を知りたいと思い、ネルーダの自伝と一緒に図書館から借りたのが『精霊たちの家』だった。といってもアジェンデ政権を崩壊させる国内外の政治的、 …
第4回セミナー 2006年11月25・26日
2006年11月25日 活動報告
「野生の思考――西アフリカの音の文化/北米先住民ホピ、ナバホの宇宙論」 講師:杜こなて、青木やよひ、北沢方邦 初日は、作曲家杜こなて講師による西アフリカの音の文化について、映像と音響を駆使した、明解な語り口のレクチャーが …
楽しい映画と美しいオペラ―その1
2006年11月15日 楽しい映画と美しいオペラ
私は鳥になってしまった――『wataridori』に魅せられる 先日、ひさしぶりに近所の公園まで散歩した。いわゆる谷津を公園化したところで、南北に細長い池がある。そこにはカモが群れをなしていて、もう渡りの季節なのかと、 …
北沢方邦の伊豆高原日記【16】
2006年11月12日 北沢方邦の伊豆高原日記
ここ数日の冷え込みで、落葉の舞がひときわ目立つようになった。海洋性気候で寒暖の差が少ないこの地方では、紅葉はあまり美しくない。そのなかで、ハゼやウルシなどの紅色の葉が、あざやかな点景となっている。今日は雨となり、薄い多色 …
おいしい本が読みたい●第二話 南アメリカを旅するには
2006年11月7日 おいしい本が読みたい
おいしい本が読みたい●第二話 南アメリカを旅するには 日本の対蹠地である南アメリカはかぎりなく遙かな地だ。でも、太古の昔、ベーリンジアを渡ったモンゴロイドが今も暮らしていると思うと、そして写真で見る日焼けした人々 …




