知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。

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おいしい本が読みたい●第十話  読点は語る

おいしい本が読みたい●第十話              読点は語る         “彼女は切った、乱暴に、根元から、ひと房の長い髪を。 ―それをとっといて下さいね! お別れです!“ ひょんないきがかりで再読することにな …

北沢方邦の伊豆高原日記【58】

今年は異様に季節の移り変わりが早い。新緑の季節というのに、もはや新緑とはいえない。ツツジの花は散り、旧六月、つまり夏の花である牡丹も散ってしまった。わが家のボタンは深紫色の大輪で、今年は多くの花をつけ、出入りの植木屋さん …

第12回セミナー/レクチャー・コンサート〈世界音楽入門Ⅱ〉 2009年4月25日

「新実徳英の世界 :螺旋をめぐって…生命の原理」 講師:北沢方邦、杉浦康平、新美徳英 演奏:長尾洋史、永井由比、寺岡有希子、上森祥平、上野信一、フォニックス・レフレクション 会場:セシオン杉並 いわゆるクラシック音楽フア …

楽しい映画と美しいオペラ―その19

     人間の欲望は果てしない― デジタルテレビ導入顛末記 今回の私のブログも特別編である。オペラにも映画にも直接の関係はない。しかしそれらを日常的に楽しむ手段、つまりディスプレイに関わることなので、機械のこととはいえ …

北沢方邦の伊豆高原日記【57】

つづく花冷えで、ソメイヨシノは五分咲きのまま、様子見といった風情である。むしろ例年は遅いヤマザクラが開花し、五分咲きとなってソメイヨシノに追いついている。芝生も青みがかってきたが、いつも撒く米のとぎ汁から飛び散る米粒を、 …

北沢方邦の伊豆高原日記【56】

今年は気候が乱調のせいか、ウグイスの初鳴きがひどく遅れ、もう梅も緋寒桜も散ってしまった今朝(3月7日)、ようやく聴くことができた。だが、ほのぼのとした美しい朝にそのさえずりを聴くとき、このうえない安らかな気分になる。 夜 …

楽しい映画と美しいオペラ―その18

   牙を剥く農業資本と人間の生命力 ―ジョン・フォード『怒りの葡萄』  アメリカのサブプライム・ローンに端を発した経済不況で世界が揺れている。経済が巨大な規模でグローバル化していることを身をもって実感させられる日々だが …

北沢方邦の伊豆高原日記【55】

今年は春が早い。ウメは白梅・紅梅ともに散り、緋寒桜や河津桜は満開だという。ツツジの根元のヒアシンスがいっせいに背を伸ばし、いまにも濃い紫の花を咲かせそうだ。 例年通り厳冬期だけ、朝食のリンゴの芯や皮をヒヨドリたちにだして …

北沢方邦の伊豆高原日記【54】

白梅は満開、紅梅も五分咲きとなり、むらがるメジロたちの羽根の鴬色が陽光に映える。苔の絨毯の合間に群生するスイセンも咲き、あたりに強い野生の芳香を放っている。今年は、立春の名にふさわしい春のきざしに満ちた日々である。 ダヴ …

楽しい映画と美しいオペラ―その17

    チャイコフスキーの抒情と諦念     ―バレエ『オネーギン』と交響曲『悲愴』  昨年も末頃、まったく思いがけなく、立て続けにチャイコフスキーを聴くことになった。貰い受けた招待券の演目がチャイコフスキーだったり、指 …

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