知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。
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旅行記

水元公園の池畔談議24 モンゴル小旅行4

エルデネ・ゾー寺院 ヒゲ:カラコルムでは、あとチベット仏教の寺院に行ったの? メガネ:そう。エルデネ・ゾー寺院。白い仏塔と外壁に囲まれていて、3つの大きな寺院などいくつもの建物があった。420m四方というから、寺域はかな …

水元公園の池畔談議23 モンゴル小旅行3

アイデンティティはモンゴル帝国 ヒゲ:ガイドのMさんからは歴史の話も聞いたというけど、その内容は? メガネ:彼は、カラコルムでは「カラコルム博物館」「エルデネ・ゾー寺院」、ウランバートルでは「チンギス・ハーン博物館」「国 …

水元公園の池畔談議22 モンゴル小旅行2

駱駝に乗る メガネ:馬乳酒をご馳走になった遊牧民のゲルは、エルセン・タサルカイ(砂の飛地)という半砂漠の中にあって、ここの主人は、観光客を乗せるための駱駝を管理している。 ヒゲ:駱駝は観光にも用いてるんだ。 メガネ:何家 …

水元公園の池畔談議21 モンゴル小旅行1

見渡す限りの大草原 メガネ:やあ、久しぶりだね。しばらく姿を見せなかったけど、キミはどこに行っていたの? ヒゲ:いつものように、日本中をアチコチだよ。 メガネ:独り身だと自由でいいなぁ。 ヒゲ:キミこそ、最近モンゴルに行 …

イタリア紀行●その7

ジョットの深い青―スクロヴェーニ礼拝堂 イタリアは何よりも美術の国である。フィレンツェやヴェネツィアはルネサンス芸術の本場であるし、他の都市もこと美術となると見所は尽きない。しかしこの報告では、ウッフィツィ美術館のボッテ …

イタリア紀行●その6

流行都市ミラノと迷宮都市ヴェネツィア   イタリアの都市はそれぞれ独特の趣をもっている。私は短い期間に、それも北イタリアを巡った程度であるが、都市の景観の多様性には驚かされた。年々均一化の傾向が著しい日本の都市 …

イタリア紀行●その5

イタリア、カフェ事情    ある朝、イギリス人の友人Pさんが、「イタリア式の朝ごはんを食べましょう」と、私たちの宿、カーサ・モレッロを訪ねてきた。イタリア人は朝食に何か特別なものを食べるのだろうかと、興味津々で …

イタリア紀行●その4

アレーナ・ディ・ヴェローナの『アイーダ』   9月5日、サルヴァトーレ・リチートラが亡くなった。イタリア・オペラ界を代表するテノール歌手である。私たちはこの7月17日に、ヴェローナの円形劇場(アレーナ・ディ・ヴ …

イタリア紀行●その3

イタリアの「合理」と「不合理」   イタリアという国は不思議な国である。えらく合理的かと思えば、不合理極まる面もある。宿のカーサ・モレッロの台所は合理的な面の代表。冷蔵庫がシンクに組み込まれていて、料理をするに …

イタリア紀行●その2

パッラーディオの街、ヴィチェンツィア   澄み切った空、乾燥した空気、響きわたる教会の鐘、塔の尖頭を舞うアマツバメ。これが私にとっての、イタリアの第一の印象である。カーサ・モレッロ(B&B=民宿)を出て、川幅隅 …

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