年別アーカイブ: 2008年
楽しい映画と美しいオペラ――その10
2008年5月13日 楽しい映画と美しいオペラ
イスラームの寛容――モーツァルトのオペラ『後宮からの誘拐』 現代の世界は、アメリカの主導する経済のグローバリズムに、すっかり席巻されている。それに対抗しうる政治勢力はきわめて少なく、イスラームはその中の最大のものといっ …
第8回セミナー/レクチャー・コンサート 2008年4月19日
2008年4月19日 活動報告
世界音楽入門&西村朗の夕べ 講師:北沢方邦、西村朗、演奏:上野信一、蛭多令子、藤本隆文、松永加也子、上野信一&フォニックス・レフレクション 会場:セシオン杉並 以下に掲載するのは浦達也氏より北沢方邦氏宛の私信です。ご両者 …
北沢方邦の伊豆高原日記【40】
2008年4月8日 北沢方邦の伊豆高原日記
ソメイヨシノはかなり散り、満開時の華やかさはないが、ヴィラ・マーヤの裏庭の白山桜をはじめ、山桜がその盛りを迎えている。みずからの若葉や芽吹きはじめた雑木の狭緑を背景に、裏山のそこここに白い泡のように天空に盛りあがる花々の …
北沢方邦の伊豆高原日記【39】
2008年2月27日 北沢方邦の伊豆高原日記
三原山内輪山の冠雪も消え、陽射しはうららかなのだが、大気はまだ冷たい。今年は数週間遅いが、淡い色の紅梅と大きい花の白梅がいまを盛りと咲き、メジロの群れを呼び寄せている。夕暮れ時、ヴィラ・マーヤの庭に、やや大きめのタヌキが …
おいしい本が読みたい●第八話 童心に帰れるかな?
2008年2月21日 おいしい本が読みたい
おいしい本が読みたい●第八話 童心に帰れるかな? 「こんなに言い訳してもたりないというのなら、ぼくはこの本を、子供時代のこの大人にささげたいと思う。大人はだれしも最初は子供だった(それをおぼえている人はすくな …
北沢方邦の伊豆高原日記【38】
2008年2月6日 北沢方邦の伊豆高原日記
数日まえ、夜中雨が降りつづいたが、明け方から霙まじりの雪となった。低気圧が去り、この二・三日、澄みきった青い空を背景に、まばゆいばかりの陽の光を受けて大室山が白銀に輝いている。東に目を転ずると、大島の三原山内輪山が、同じ …
楽しい映画と美しいオペラ―その9
2008年1月28日 楽しい映画と美しいオペラ
人生の空虚と愛――カール・ドライヤー『ガートルード(ゲアルトルーズ)』 デンマークの映画には圧倒される思いがする。とはいっても、実は3本しか観ていないのだが。そのうちの2本は、ラース・フォン・トリアーの『奇跡の海』と『ダ …
おいしい本が読みたい●第七話 時代小説がんばれ
2008年1月20日 おいしい本が読みたい
おいしい本が読みたい●第七話 時代小説がんばれ じつは時代小説ファンである。とりわけ藤沢周平には目がない。だから彼の衣鉢をつぐと目される寡作の乙川優三郎も愛読する。このニ作家に熱いまなざしを注ぐのファンは少なくない …
北沢方邦の伊豆高原日記【37】
2008年1月16日 北沢方邦の伊豆高原日記
雨上がりの冷たい朝、まだ空を蔽う灰色の雲を背景に、庭の樹々や繁みに小鳥たちが舞う。コガラやヤマガラ、シジュウカラやゴジュウカラなどのガラ類だけではなく、メジロやホオジロ、あるいはキビタキなど多種の鳥が入り交じる。かつては …
北沢方邦の伊豆高原日記【36】
2008年1月5日 北沢方邦の伊豆高原日記
「新春」というには寒さもきびしい正月であった。いうまでもなく旧暦では元日は2月の中下旬(今年は早く、7日である)で、陽光も明るく、春のきざしに溢れているがゆえに新春なのだが。 枯葉の山をツグミがつつき、葉を落した雑木の枝 …




