知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。
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年別アーカイブ: 2010年

北沢方邦の伊豆高原日記【86】

仲秋の名月までは暑熱がつづき、その夜は家中の灯りを消し、涼しい風を楽しみながら露台で月明かりを満喫したが、翌日からは打って変わった「冷気」で、秋の衣類やら寝具をあわてて用意する次第であった。植物たちもあわてたとみえ、今日 …

北沢方邦の伊豆高原日記【85】

百日紅の淡紅色の花々は色あせたがまだ風に揺れ、例年ならではじめるヴィラ・マーヤのススキの穂はいまだに気もないという奇妙な初秋である。暑熱もようやく収まり、今日は肌寒いほどの気温である。 先日のコオロギらしいのだが、朝、ヨ …

第16回セミナー 2010年9月11・12日

日本の安全保障と今後の世界 講師:坂本義和、北沢方邦 さる9月11・12日の2日間にわたり、伊豆高原ヴィラ・マーヤにて「知と文明のフォーラム」によるセミナーが催されました。「日本の安全保障と今後の世界」をテーマとした今セ …

楽しい映画と美しいオペラーその32

     〈喜びの島〉は存在するか?          ―アンゲロプロス『シテール島への船出』  酷暑の8月末、NHKのBSでテオ・アンゲロプロスの作品が何本か放映された。このギリシアの巨匠について知るところはきわめて少 …

北沢方邦の伊豆高原日記【84】

しばしテッポウユリ依存症になってしまった。夜の室内に、どこかにひっそりとたたずむ貴婦人のようなあの純白の花弁と仄かな香りにすっかりしびれ、ひと花がしおれるとまたひと花と、庭から切っては挿し、切っては挿しを数週間つづけてし …

おいしい本が読みたい●第十六話   昔のブラジルから本が届いた

おいしい本が読みたい●第十六話    昔のブラジルから本が届いた    いつ頃から興味をもったのか、何のきっかけでそうなったのか、自分でもよくわからないのだが、気がついてみたら机の周りに何冊か、こっちを見てごらん、と言わ …

北沢方邦の伊豆高原日記【83】

いわゆる終戦記念日の前後はテッポウユリの季節だ。開いたばかりの純白の花を切って挿しておくと、室内にえもいわれぬ高貴な香りがただよう。人間の女性にもさまざまなタイプがあるが、花にたとえればおまえさんはテッポウユリのタイプだ …

北沢方邦の伊豆高原日記【82】

ヴィラ・マーヤの庭に咲き誇り、妖艶な香りを室内にまで漂わせていたヤマユリも終わり、ウグイスたちの囀りも間遠になった。世代交代が進んでいるらしく、青木が健在な頃、われわれの寝室の裏の森で、「ホー・起きろ!」と叫んでいたウグ …

楽しい映画と美しいオペラ―その31

    オペラ演出の新しい地平        ―二期会『ファウストの劫罰』   ベルリオーズの音楽は、『幻想交響曲』を別にすれば、ほとんど耳にしたことがない。それで、『ファウストの劫罰』上演の情報を二期会からのDMで得た …

北沢方邦の伊豆高原日記【81】

日蔭のためいつも遅いわが家のアジサイが満開となり、紫や青のこんもりとした花々が、梅雨の雨に打たれている。他方ではすでにヤマユリの季節となり、ヴィラ・マーヤの庭ではふくらんだつぼみが、あちらこちらに点在する。もう一週間もす …

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