楽しい映画と美しいオペラ―その24
2009年11月9日 楽しい映画と美しいオペラ
現代に越境する17世紀の音楽 フィリップ・ジャルスキーとラルペッジャータ ここ何年か、ヘンデルをはじめバロック・オペラの復興が目覚ましいが、その一端を担っているのが、次々と輩出するカウンターテナーであろう。 …
北沢方邦の伊豆高原日記【69】
2009年11月6日 北沢方邦の伊豆高原日記
枯葉を落しはじめた木々と、まだ青々とした雑木類のあいだに海が輝いてみえる季節となった。まだ緑の芝生の片隅に、サフランの花がいくつか、淡い紫の花びらを陽射しに向けている。ヴィラ・マーヤの庭をあちらこちら彩っていたツワブキの …
北沢方邦の伊豆高原日記【68】
2009年10月26日 北沢方邦の伊豆高原日記
柿の葉が、それこそ柿色に色づき、散りはじめた。より高いクヌギやナラに陽光を奪われて、わが家の柿の実はもうながいあいだ実らない(実ってもタイワンリスに食べられてしまうだろう)。夜、台所でカネタタキが静かに鳴いているので、音 …
第14回セミナー 2009年10月24・25日
2009年10月24日 活動報告
「生殖革命」と人間の未来 講師:江原由美子、中嶋公子、長沖暁子、青木やよひ 司会:石田久仁子 はじめに 青木やよひ 昨年から今年にかけて、「代理出産」を法律で認めるべきか否か、あるいは不妊治療の受精卵取り違え事件などによ …
おいしい本が読みたい●第十二話 心のミカンの物語
2009年10月23日 おいしい本が読みたい
おいしい本が読みたい●第十二話 心のミカンの物語 わたしにとってバナナとミカンは切っても切れない関係にある。冬の越後の仏壇にはいつもこのふたつが、美味しそ …
北沢方邦の伊豆高原日記【67】
2009年10月2日 北沢方邦の伊豆高原日記
晴れた日には梢高く、あちらこちらでモズが高鳴きし、窓を開ければ、キンモクセイの香りがあたり一面に漂う。夜は深いしじまを、フクロウの神秘な声が遠く引き裂く。秋を実感する。10月3日は旧八月十五日、つまり仲秋の名月だが、東海 …
楽しい映画と美しいオペラ―その23
2009年9月29日 楽しい映画と美しいオペラ
オペラの値段―― ミラノ・スカラ座とバーデン市立劇場 芸術の秋という訳でもないが、今月は偶々オペラを3本観ることになった。ヘンデル、モーツァルト、ヴェルディと、とりわけ私の好きな作曲家の作品である。内容的に …
北沢方邦の伊豆高原日記【66】
2009年9月14日 北沢方邦の伊豆高原日記
桜や梅の樹々の葉が色づきはじめているのに、まだ蝉時雨である。夜は、すだく秋の虫の音が心地よくかまびすしい。ただ何度も書いたが、虫の種類は恐ろしく減っている。生物多様性が地球の生命を護り、人間にとっても住み良い環境をもたら …
楽しい映画と美しいオペラ―その22
2009年9月7日 楽しい映画と美しいオペラ
ドミンゴ、バロック・オペラに命を吹き込む ―ヘンデルの『タメルラーノ』 ベートーヴェンのもっとも敬愛した作曲家はヘンデルであったらしい。これは青木やよひ先生から教わった話だが、ちょっと意外だった。ボン時代の若 …
北沢方邦の伊豆高原日記【65】
2009年9月2日 北沢方邦の伊豆高原日記
9月に入り、急に秋めいてきた。3日は旧のお盆、つまり七月十五日の満月である。秋のはじまりを告げる七夕につづくお盆は、かつてはこうしたしっとりとした初秋の気配のなかで迎えた。夕闇にあちらこちらの門口で焚く迎え火の仄明かりと …




