知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。
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楽しい映画と美しいオペラ

楽しい映画と美しいオペラ―その26

 「不安」の根源を衝く現代オペラ―         プーランク『カルメル会修道女の対話』  「カルメル会修道会」といわれても私たち日本人には馴染みのない名前である。カトリックの修道会では「イエズス会」がもっとも日本で知ら …

楽しい映画と美しいオペラ―その25

     心のままに生きるということ              ――トルコ映画『パンドラの箱』 しばらく映画に筆(キーボード)を費やさなかったが、もちろん映画を観ていなかったわけではない。大型テレビを購入してからは、BD …

楽しい映画と美しいオペラ―その24

      現代に越境する17世紀の音楽 フィリップ・ジャルスキーとラルペッジャータ  ここ何年か、ヘンデルをはじめバロック・オペラの復興が目覚ましいが、その一端を担っているのが、次々と輩出するカウンターテナーであろう。 …

楽しい映画と美しいオペラ―その23

      オペラの値段―― ミラノ・スカラ座とバーデン市立劇場  芸術の秋という訳でもないが、今月は偶々オペラを3本観ることになった。ヘンデル、モーツァルト、ヴェルディと、とりわけ私の好きな作曲家の作品である。内容的に …

楽しい映画と美しいオペラ―その22

     ドミンゴ、バロック・オペラに命を吹き込む ―ヘンデルの『タメルラーノ』  ベートーヴェンのもっとも敬愛した作曲家はヘンデルであったらしい。これは青木やよひ先生から教わった話だが、ちょっと意外だった。ボン時代の若 …

楽しい映画と美しいオペラ――その21

赤裸々に描かれた女の欲望と愛―― 『ムチェンスク郡のマクベス夫人』    この5月10日、新国立劇場で『ムチェンスク郡のマクベス夫人』を観て、ショスタコーヴィチの音楽に圧倒された。ホール全体をどよもすオーケストラの大音響 …

楽しい映画と美しいオペラ―その20

華麗なるオペラ・セリアか?! ――新国立劇場の『チェネレントラ』  このひと月、面白いオペラを立て続けに観た。『ムチェンスク郡のマクベス夫人』(ショスタコーヴィチ)、『ポッペアの戴冠』(モンテヴェルディ)、そして『チェネ …

楽しい映画と美しいオペラ―その19

     人間の欲望は果てしない― デジタルテレビ導入顛末記 今回の私のブログも特別編である。オペラにも映画にも直接の関係はない。しかしそれらを日常的に楽しむ手段、つまりディスプレイに関わることなので、機械のこととはいえ …

楽しい映画と美しいオペラ―その18

   牙を剥く農業資本と人間の生命力 ―ジョン・フォード『怒りの葡萄』  アメリカのサブプライム・ローンに端を発した経済不況で世界が揺れている。経済が巨大な規模でグローバル化していることを身をもって実感させられる日々だが …

楽しい映画と美しいオペラ―その17

    チャイコフスキーの抒情と諦念     ―バレエ『オネーギン』と交響曲『悲愴』  昨年も末頃、まったく思いがけなく、立て続けにチャイコフスキーを聴くことになった。貰い受けた招待券の演目がチャイコフスキーだったり、指 …

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