楽しい映画と美しいオペラ
楽しい映画と美しいオペラ―その14
2008年9月2日 楽しい映画と美しいオペラ
壮麗で絢爛そして哀切極まる歴史劇 ―ヴェルディの『ドン・カルロ』 前にも書いたように、私はモーツァルトと並んで、ヴェルディのオペラがとりわけ好きである。なかでも中期を代表する作品『ドン・カルロ』は、聴くたびに畏 …
楽しい映画と美しいオペラ―その13
2008年8月12日 楽しい映画と美しいオペラ
日常のなかの広島の悲劇―今村昌平『黒い雨』 夏になると、ことに8月に入ると、かつての戦争のことを思い出させる情報が増えてくる。暦も6日の広島、9日の長崎、15日の終戦記念日と、戦争にまつわるメモリアルな日が続く。 …
楽しい映画と美しいオペラ――その12
2008年7月2日 楽しい映画と美しいオペラ
反戦と愛、それがメッセージ!――コンヴィチュニーの『アイーダ』 ヴェルディはモーツァルトと並んで私の特別に好きなオペラ作曲家である。なかでも中期の作品、『仮面舞踏会』『運命の力』『ドン・カルロ』は繰り返し聴く演目だ。『 …
楽しい映画と美しいオペラ―その11
2008年5月24日 楽しい映画と美しいオペラ
働くことの意味を問う――黒澤明『わが青春に悔なし』 日本映画の巨匠たち、溝口健二、小津安二郎、成瀬巳喜男、この三人に比べれば、私にとって黒澤明は、少し遠い存在だった。『羅生門』、『生きる』、『蜘蛛巣城』、『七人 …
楽しい映画と美しいオペラ――その10
2008年5月13日 楽しい映画と美しいオペラ
イスラームの寛容――モーツァルトのオペラ『後宮からの誘拐』 現代の世界は、アメリカの主導する経済のグローバリズムに、すっかり席巻されている。それに対抗しうる政治勢力はきわめて少なく、イスラームはその中の最大のものといっ …
楽しい映画と美しいオペラ―その9
2008年1月28日 楽しい映画と美しいオペラ
人生の空虚と愛――カール・ドライヤー『ガートルード(ゲアルトルーズ)』 デンマークの映画には圧倒される思いがする。とはいっても、実は3本しか観ていないのだが。そのうちの2本は、ラース・フォン・トリアーの『奇跡の海』と『ダ …
楽しい映画と美しいオペラ――その8
2007年11月1日 楽しい映画と美しいオペラ
モーツァルト・オペラの極北――ザルツブルクの『フィガロの結婚』 2006年はモーツァルトの生誕250年ということで、世界中のコンサート会場に彼の曲が溢れかえった。前年12月31曰のべルリン・フィルのジルベスター・コンサ …
楽しい映画と美しいオペラ――その7
2007年10月2日 楽しい映画と美しいオペラ
イングマール・ベルイマン追悼――『ファニーとアレクサンデル』 7月30日、ベルイマンが死んだ。スウェーデンの映画監督、イングマール・ベルイマンである。1960年代の後半に学生時代を過ごした私たちには、心に強く残る映画監 …
楽しい映画と美しいオペラ―その6
2007年7月25日 楽しい映画と美しいオペラ
男がいなくても生きていけるか?――成瀬巳喜男『流れる』 小津安二郎、溝口健ニ、成瀬巳喜男といった、いわゆる曰本映画の巨匠たちの映画は、リアル・タイムでは観ることができなかった。しかし私は、そのなかの名作といわれるも …
楽しい映画と美しいオペラ―その5
2007年7月2日 楽しい映画と美しいオペラ
移ろいゆく「時」、そして諦念――新国立劇場『ばらの騎士』 カルロス・クライバーが日本で指揮した『ばらの騎士』は、「伝説の舞台」となり、今でも語り草となっている。1994年のウィーン国立歌劇場の来日公演である。これを私は …



