知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。
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年別アーカイブ: 2011年

北沢方邦の伊豆高原日記【110】

空前の豪雨で紀伊半島に大きな被害をもたらした台風12号は去り、秋めいたさわやかな晴天となった。紀伊に似た山地の伊豆半島が直撃されていたらと、とても他人事とは思えない。さいわい伊豆高原は溶岩台地で、地震に強いだけではなく、 …

イタリア紀行●その2

パッラーディオの街、ヴィチェンツィア   澄み切った空、乾燥した空気、響きわたる教会の鐘、塔の尖頭を舞うアマツバメ。これが私にとっての、イタリアの第一の印象である。カーサ・モレッロ(B&B=民宿)を出て、川幅隅 …

北沢方邦の伊豆高原日記【109】

天候不順で、晴れ間が覗くかと思うとときどき強い雨が襲ったりする。今日は久しぶりに朝から快晴である。ときおりメジロやガラ類が鳴くが、ウグイスや鳥たちの囀りの季節は終わり、蝉時雨だけが残っている。テッポウユリが次々と清楚な純 …

イタリア紀行●その1

はじめてのヨーロッパ、偶然のイタリア 日本の外に出てみたいとそれほど真剣に考えていたわけではない。むしろあまりに日本のことを知らなさすぎると、このところ京都や奈良に目が向いていた。そんなとき、イタリアに1ヵ月間も滞在する …

おいしい本が読みたい●第二十一話   在日の…  

おいしい本が読みたい●第二十一話    在日の…   「子供のころは、毎日毎日、ニワトリの卵を売って歩いていたな、アボジに仕事がなくてさ。あのころは、せつなかったよ」。いつか仕事の後で、ふだんは茶目っ気たっぷりの朴さんが …

北沢方邦の伊豆高原日記【108】

暑さが復活したが、こちらは安定した28度前後がつづく。梅雨の再来のような天候のあいだ、鳥たちのさえずりは少なかったが、今日は盛大にウグイスたちが鳴き競っている。わが家にはないが、サルスベリの淡紅色や夾竹桃の赤い花々が咲き …

北沢方邦の伊豆高原日記【107】

西日本には被害をおよぼしたが、こちらには低気圧並みの雨と若干の風をもたらしただけで、台風6号は海上に去った。満開のヤマユリも一本も折れることなく咲き誇り、風に揺れている。室内に挿した一枝のお蔭で、家中にあでやかな芳香が漂 …

北沢方邦の伊豆高原日記【106】

7月9・10日のフォーラムのセミナーには間に合わなかったが、ヴィラ・マーヤのヤマユリが草の緑を背景に白く咲きはじめた。今年は例年より盛大に咲き誇りそうだ。梅雨明けの暑さでウグイスやホトトギスの鳴き声が間遠になったが、それ …

第18回セミナー 2011年7月9・10日

芸術を容れる建築――ポンピドゥ・センターとそのコレクションからみる女性展 講師:岡部憲明、岡部あおみ、北沢方邦 岡部氏が設計チームに加わったポンピドゥ・センターは1977年1月に開館。美術館、図書館、産業創造センター、音 …

北沢方邦の伊豆高原日記【105】

梅雨明けしたかのような青空がつづく。窓から吹き込む微風が涼しく、どこからともなく野生のジャスミンの花のえもいわれぬ芳香を運んでくれる。おそらく裏の森の樹の緑の枝にからみつき、白く咲いているのだろう。芳香の行方を定めてみた …

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