知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。
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年別アーカイブ: 2015年

揺れる国会 15年安保の日々 3

■8月30日その2 戦争反対のピープルパワー 今日の国会包囲、雨の降るなか、主催者発表で12万人とのことで、疲れが飛ぶ思いです。私はボランティアスタッフなので、開始の2時間前に集合し、日比谷公園霞門B2出口付近で、今日の …

揺れる国会 15年安保の日々 2

■8月30日 8・30集会への最後の街宣など 昨日の、新宿南口での、最後の8・30集会の街頭宣伝では、生マイクで若い女性が「オラシャヤーン」歌って終了でした。昨日は、けっこう遠くから来た人や、「女の平和実行委員会」の女性 …

揺れる国会 15年安保の日々

青木やよひさんが、もしも存命なら、安保法制と安倍政権には、憤りをもって反対・行動されたでしょう! 私は、5年ほどの介護生活終了もあって、2015年6月頃から、市民運動に復帰。違憲の安保法制が衆議院で強行採決された7月15 …

楽しい映画と美しいオペラ――その58

チェーホフとシューベルトの親和性——『雪の轍』は人生の哀歌 94歳の栗本尊子の歌を聴いて以来、音楽表現にも年齢による成熟というものがあることを実感したものだが、いっぽうで、芸術というものは年齢を楽々と超えるものであること …

楽しい映画と美しいオペラ――その57

狂気のヴァリエーション——『セッション』に於ける音楽の魔性 「芸術上の——とくに音楽・絵画という純粋芸術の場合——才能とは病名のことではないかと思ったりする。とりわけ大いなる才能が宿る場合、宿主の魂を高貴にする一方で、宿 …

おいしい本が読みたい 第28話 ハイシャのそうぞうりょく

新型の歯ブラシを作ろう、とか、機械を使わずに虫歯を抜く、ということではない。この場合の「ハイシャ」は、歯医者じゃなくて敗者だ。「そうぞうりょく」は創造力でなく想像力。すなわち『敗者の想像力』で今から30年ほど前に岩波書店 …

『バガヴァッド・ギーター』がNHHBSプレミアム「クラシック倶楽部」で放映

『バガヴァッド・ギーター』がNHHBSプレミアム「クラシック倶楽部」で放映。 2015年4月29日(水)朝5時~5時55分サントリーホール小劇場での初演時は80分間の作品でしたが、西村先生の手で55分間バージョンが作られ …

楽しい映画と美しいオペラ――その56

鳥は老いて宙を舞う——『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 音楽的な感受性が豊かな映画監督は、おおよそ名監督ではないかと思う。ちょっと思い浮かべるだけでも、ベルイマンはバッハやアルビノーニ、ブルックナー …

楽しい映画と美しいオペラ――その55

資本主義は超えられないのか——『グッバイ、レーニン!』の見る夢 アベノミクスのお陰で日本株は上昇の一途である。円をばら撒いているのだから当然その価値は下がる。この円安で、輸出を一手に引き受けている大企業の業績は上がるいっ …

おいしい本が読みたい 第27話 あの頃の中国が…

もののはずみで、『台湾海峡1949』(リュウ・オウダイ)、『ワイルド・スワン』(ユン・チアン)と中国系の作品を続けて読むことになった。どちらもノンフィクションで、作者は女性である。主人公が作者の母親(あるいは母親と祖母) …

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