知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。
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北沢方邦の伊豆高原日記

北沢方邦の伊豆高原日記【25】

まばゆい新緑といいたいが、すでに緑は深い。ただヤマツツジのみが、緑一色の風景に緋色の花の鮮やかな点描を映しだしている。ウグイスやメジロ、イソヒヨドリやコジュケイ、コガラやヤマガラなどの歌声はいま盛りである。すぐにホトトギ …

北沢方邦の伊豆高原日記【24】

集中しなくてはならない仕事があり、約1ケ月ご無沙汰してしまった。そのあいだに春は過ぎ、初夏の陽気となったが、今年の伊豆高原の春は奇妙というより異常というほかはなかった。東京より一週間も遅れてソメイヨシノが咲きはじめたが、 …

北沢方邦の伊豆高原日記【23】

寒桜のたぐいも散り、純白も鮮やかなコブシの花々も散り、山桜の類やソメイヨシノ、あるいはモモやレンギョウはまだ、と伊豆高原はちょっとした花の端境期である。わが家で唯一の花盛りはアセビ(馬酔木)で、常緑の葉叢を蔽って水泡のよ …

北沢方邦の伊豆高原日記【22】

伊豆高原駅前の大寒桜(オオカンザクラ)の並木が満開となり、薄紅色の花々の蜜を吸いにメジロやヒヨドリがやってくる。メジロを知らない若い女性観光客などが、「あ、ウグイスだ」などと声をあげ、笑いを誘う(メジロは派手なウグイス色 …

北沢方邦の伊豆高原日記【21】

暖冬の影響だろう。早咲き遅咲きの梅がいっせいに満開となり、水仙の白い花の芳香が庭に満ち、椿の花はすでに落ち、地上に真紅の斑点を散らしている。 年々タイワンリスの被害が増大している。わが家には、ユズ、キンカン、夏ミカン、タ …

北沢方邦の伊豆高原日記【20】

今年は梅の開花が遅い。例年でも一月半ば、早い年は元旦から、わが家の早咲きの小梅の白い花々が冬枯れの空間を彩るのに、今日(二十四日)ようやく一輪ほころんでいるのがみられた。小梅が満開になる頃、紅梅が咲きはじめ、それから白梅 …

北沢方邦の伊豆高原日記【19】

夕暮れの美しい季節となった。東伊豆では水平線に沈む壮麗な日没はみられないが、日が山影に隠れ、緋色に燃える空も東から紫色に染まり、暮れなずむ頃、遠く濃い大島の島影に、宝石をちりばめたように町々の灯火がきらめき、ゆったりと回 …

北沢方邦の伊豆高原日記【18】

二階にある私の書斎の東の窓から、遠く海上の大島を眺めることができる。以前はかなりの距離に立っているヤシャの大木の、葉の落ちた枝々のあいだから見ていたのだが、それが切り倒され、新築の家ができたがため、その屋根の向こうに青い …

北沢方邦の伊豆高原日記【17】

雑木類の葉はほとんど落ちたが、それでもまだ黄色や橙色の葉をまとって冬に頑強に抵抗する樹々がある。風が吹くと落葉吹雪で、空一面に枯葉が舞うのは壮観だ。ヴィラ・マーヤの通路も枯葉でおおわれてしまったが、冬特有の強風が吹けば、 …

北沢方邦の伊豆高原日記【16】

ここ数日の冷え込みで、落葉の舞がひときわ目立つようになった。海洋性気候で寒暖の差が少ないこの地方では、紅葉はあまり美しくない。そのなかで、ハゼやウルシなどの紅色の葉が、あざやかな点景となっている。今日は雨となり、薄い多色 …

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