知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。
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おいしい本が読みたい

おいしい本が読みたい●第十六話   昔のブラジルから本が届いた

おいしい本が読みたい●第十六話    昔のブラジルから本が届いた    いつ頃から興味をもったのか、何のきっかけでそうなったのか、自分でもよくわからないのだが、気がついてみたら机の周りに何冊か、こっちを見てごらん、と言わ …

おいしい本が読みたい●第十五話   物語の快楽

おいしい本が読みたい●第十五話   物語の快楽   物語好きでジュール・ベルヌの名を知らぬ人は少ないと思う。たとえ彼の名を知らなくとも、『地底旅行』とか『十五少年漂流記』とか『海底二万里』とかの名前はどこの小学校の本棚に …

おいしい本が読みたい●第十四話    肖像画は語る

おいしい本が読みたい●第十四話    肖像画は語る   新書版の見開き2ページで一人、百人で二百ページ、これで一冊。何の話かと言えば、出久根達郎の『百貌百言』(文春新書)のことだ。あとがきに「人の特徴は、逸話と言葉に、端 …

おいしい本が読みたい●第十三話   故人に捧げたい物語

おいしい本が読みたい●第十三話                                故人に捧げたい物語        「フランスのある田舎では昔、誰かが亡くなったとき、 司祭が蜜蜂にそれをささやき、 村に野に告 …

おいしい本が読みたい●第十二話    心のミカンの物語

おいしい本が読みたい●第十二話                               心のミカンの物語    わたしにとってバナナとミカンは切っても切れない関係にある。冬の越後の仏壇にはいつもこのふたつが、美味しそ …

おいしい本が読みたい●第十一話    バナナは世界をつなぐ

おいしい本が読みたい●第十一話 バナナは世界をつなぐ    中南米のバナナのいかにもラテン系らしい開的な甘さもすてがたいのだが、バランゴンバナナときたら、ほのかな渋みがあるぶん、甘味がくぐもっていて、すこぶるつきに美味い …

おいしい本が読みたい●第十話  読点は語る

おいしい本が読みたい●第十話              読点は語る         “彼女は切った、乱暴に、根元から、ひと房の長い髪を。 ―それをとっといて下さいね! お別れです!“ ひょんないきがかりで再読することにな …

おいしい本が読みたい●第九話       名著を味わう

おいしい本が読みたい●第九話       名著を味わう   家人はまったく期待しないが、ときに厨房で腕を振るうこともある。小泉武夫先生まがいの、名の知れぬ一品が得意の分野だけれども、世間並みの料理に挑戦することもやぶさか …

おいしい本が読みたい●第八話     童心に帰れるかな?

おいしい本が読みたい●第八話     童心に帰れるかな?   「こんなに言い訳してもたりないというのなら、ぼくはこの本を、子供時代のこの大人にささげたいと思う。大人はだれしも最初は子供だった(それをおぼえている人はすくな …

おいしい本が読みたい●第七話   時代小説がんばれ

おいしい本が読みたい●第七話   時代小説がんばれ  じつは時代小説ファンである。とりわけ藤沢周平には目がない。だから彼の衣鉢をつぐと目される寡作の乙川優三郎も愛読する。このニ作家に熱いまなざしを注ぐのファンは少なくない …

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