知と文明のフォーラムⅡとは、行き詰った近代文明を打破し、新しい「知」を構築する目的で、北沢方邦、青木やよひを中心に発足した団体です。
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楽しい映画と美しいオペラ

楽しい映画と美しいオペラ ― その36

劇的迫力に満ちた4時間 ― ベルリオーズ『トロイアの人々』  1月から2月にかけて立て続けに珍しいオペラを観た。マスカーニの『イリス』(1月30日、東京芸術劇場)、シューマンの『ゲノフェーファ』(2月4日、新国立劇場中ホ …

楽しい映画と美しいオペラ―その35

          日本映画の最高傑作『浮雲』 ―高峰秀子を追悼する  昨年の暮れ28日に高峰秀子が亡くなった。享年86歳。歳に不足はないが、私の心の奥深くに生き続けている数少ない女優のひとりである。心より哀悼の意を表し …

楽しい映画と美しいオペラ―その34

        現代に息づくバッハとモーツァルト              ―アーノンクール最後の日本公演    現在の古楽隆盛の礎を築いたのは、オランダのグスタフ・レオンハルトとオーストリアのニコラウス・アーノンクール …

楽しい映画と美しいオペラ―その33

         衝撃的な〈日本の美〉                ――東京国立近代美術館「上村松園展」  今回のテーマは日本画家の上村松園で、映画ともオペラとも関係はない。しかし背景となるドラマ性において、松園の絵は …

楽しい映画と美しいオペラーその32

     〈喜びの島〉は存在するか?          ―アンゲロプロス『シテール島への船出』  酷暑の8月末、NHKのBSでテオ・アンゲロプロスの作品が何本か放映された。このギリシアの巨匠について知るところはきわめて少 …

楽しい映画と美しいオペラ―その31

    オペラ演出の新しい地平        ―二期会『ファウストの劫罰』   ベルリオーズの音楽は、『幻想交響曲』を別にすれば、ほとんど耳にしたことがない。それで、『ファウストの劫罰』上演の情報を二期会からのDMで得た …

楽しい映画と美しいオペラーその30

  愛とは何かを問いかける      ―『ある結婚の風景』から『サラバンド』へ  イングマール・ベルイマンの『ある結婚の風景』の原典版(テレビ放映版)が、つい先ごろ3日間にわたって放映された。各回約50分間の6巻もので、 …

楽しい映画と美しいオペラ―その29

            心を癒す芝居―― チェーホフと東京ノーヴィ・レパートリーシアター  下北沢は小劇場が多数存在する演劇の街である。そのなかのひとつに東京ノーヴィ・レパートリーシアターという、日本でほとんど唯一のレパ …

楽しい映画と美しいオペラ―その28

死刑制度を考える―― 「死刑囚永山則夫 獄中28年間の対話」 1968年の秋、4件の連続射殺事件が起こった。ヴェトナム戦争反対運動など、学生を中心に反政府運動が広がり、社会は騒乱の中にあった。その渦中の事件であり、4件の …

楽しい映画と美しいオペラ―その27

    オペラ上演史に残る父親像 ――ドミンゴ主演の『シモン・ボッカネグラ』  古希を来年に控えたドミンゴが、このところ新しい冒険に挑んでいる。このコラムでも紹介したが、2008年にはバロック・オペラ(ヘンデルの『タメル …

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